たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

【推しの子】 15話

アビ子先生はステージアランドの舞台を観に行き驚く。雷田の説得もあり,アビ子とGOAが直接一緒に作業することで合意する。とんがった台本ができ,役者の感情演技が要求されるが,アクアはトラウマが復活し倒れてしまう。アクアを看病するあかねは,推理につきアクアの出生の秘密にたどり着くって話。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II 3話

王宮が爆破されたことで,犯人を見つけることができるシスベルに危機が及ぶ。襲ってきた刺客は精霊使いというよりは異形のものだった。しかしイスカは撃退するって話。
刺客が全裸だったことが気に入らないアリス様(w。

小市民シリーズ 3話

ゆきの自転車は盗まれて壊されて放置されていた。そのことでゆきは怒って,復讐心を募らせる。しかし常悟朗はそれを小市民の態度ではないと悩む話。
個人的にはゆきって凶暴で,あまり関わり合いになりたくないタイプだなぁ。常悟朗を振り回してるし。なぜ常五郎に対してこんなに強いんだろう。
常悟朗もなぜそこまで小市民にこだわるかが,まだわからない。その辺がわかれば,登場人物に多少は共感できると思うんだけど。

さかなのこ

実写映画。2年位前に映画館でトレーラーを見て、さかなクンの話をのんがやるんだ、ずいぶん奇抜だなぁと思った。でも当時もネットでいくつかいい評判を見た。というかキャスティングじゃなくて演出というか、構成がマニアックだと…。それで当時もみようかなぁと思っているうちに、放映が終わってしまっていたのが、今回Eテレで放送があったので見た。Eテレで映画って珍しいが、夏休みだから?。子供向けなのかな?
見ていて思ったが、つい先日ルックバックを見ていたので、「あぁ、これも天才を描いた映画だ」と思った。一応さかなクンのエッセイが原作らしいが、どこまで実話かはわからない。なんせさかなクンが子供のころにさかなクン(本人)が出てくるのだけど、ああいう知らないおじさんに魚を教えてもらうエピソードとかあったんだろうか?どういうループだ?と思った。
ルックバックの藤野は天才で絵に熱中し、漫画家として成功するが、さかなクンはそうではない。魚が大好きでいつも魚と触れ合っており、絵も描いていたが、勉強ができなくて、大学には行けず、そのあとはバイトを転々としていた。藤野は漫画を描くことを家族に反対された時期もあったが、京本と出会うことで、再び描き中学時代に応募して賞を取り、プロになる。さかなクンは母親には応援され、周りの友達も、さかな博士になりたかったら大学へ行けと言われたのに、勉強に身が入らず、いけない。だからそのあとはバイトの人になる。
私自身の人生と照らし合わせると、そこで勉強をして、大学に入り、さかなの研究をする研究室に入れば、大学の先生とかになれたかもしれない。まぁでもそれはある意味もっとも確実な方法だけど、そうじゃなかったからさかなクンさかなクンになったんだと思う。
まぁ大学を出て研究者になれるくらいの大学に入ろうとすると、それなりの学力が高校でも必要だから、自分が興味がない勉強もできることが必要になる。それはさかなクンはできなかったんだろうなぁと思う。まぁそれは今でも、そうで、さかなクンくらいの実績があれば、名誉博士じゃなくてちゃんとした博士が取れるんじゃないか?という気がするが、たぶん論文を書かないんだろうなぁと思う。なんかすごくもったいないと思うんだけど、これも普通の研究者の感覚なんだろう。
とはいえ、さかなクンも魚の絵をかくのが大好きで描き続けた。だからその画力と知識がみとめられて、世界が広がったんだろう。と書いて、これは牧野富太郎と同じだなぁと思った。まぁ牧野先生は論文は書けたのだけど、学歴がなくてなかなか研究者として認められなかったが、とにかく植物への知識と画力で圧倒し、名を残す人となった。
そういう意味ではさかなクンも牧野先生も、学校の勉強をしなくても、好きなことを続けていれば、その分野で知られる人になるといういい例なんだけど、でも、成功するまで時間がかかってるよなぁと。
今回改めてさかなクンの経歴を調べたが、学生時代にTVチャンピョンで優勝したというエピソードは聞いていたが、それで成功したわけではなく、有名になったのは10年以上後のことのようだ。
と、さかなクンの話ばかり書いたが、この映画の話。のんのどこか変な子を演じるのはすごいなと思う。そして普通だったらいじめられたりしそうな言動をするのに、だれも憎めず、不良も味方にしてしまうところとか。一時期子持ちの女友達と同居していたようだけど、あれも実話だろうか。不思議ちゃんを貫くさかなクンの周りで、一癖も二癖もいる人たちが、勝手に人生を描くような話だった。でもさかなクンはやっぱり周りの人とそれなりにいい関係を気付いていて、だからああいうさかなクンだけど、成功したんだろうなぁと思った。魚を一心不乱に描く人だったけど、周りとはいい関係を築けていた。それは大事なのかもしれない。
あとさかなクン(本人)が帽子を取ったのには、ギョッと驚きました。