たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク

ちょっと昨日の補足…。

深い…と書いたのは,最近の戦闘アニメが敵を怪物として描くものが多いことに対しての不満だったりするのです。敵が人間だと,ヤマトに始まり,ガンダムで,「敵にも敵なりの事情がある」っていう風になっちゃったので,勧善懲悪ものがつくれなくなった…。それで怪物にしよう…って事なんでしょうが…。じゃぁ怪物には事情がないのか?…とか思ったりもするわけです。

「怪物」というのは「自分達とは違うもの」という意味で,かっては人間相手でも「自分達と違うもの」とか言って殺し合いをしていたわけで,TVアニメで「正しい戦い」というメッセージを出すことに気持ちの悪さを感じています。日本のアニメの深いところは,「敵にも事情があり,やむを得ない戦いもあり得る」って事を描いちゃったことなので(アメリカの子供向け番組はそういうことを嫌う),そういうのってもっとやって欲しいのです。

そういう意味でこのアニメは,敵同士に知り合いがいたりして,ちょっとお話として期待していたりします。