たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

火の鳥 8話 太陽編その2

前回狼の皮をかぶせられた,百済の王子は,日本の里で村長(犬上)となっていた。そこえ中央から信仰の場となっている場所を明け渡せとの要求。犬上は思わず国師を襲い,そのせいで村は襲われ,犬上は切られてしまう。そのとき狗族の娘(犬耳萌え)は彼の命を願う。そこへ火の鳥が彼の命を保証する。
さてそれと平行して,都では天智天皇が死の病に倒れており,大海人の皇子とのやりとり。話が番組からそれるが天智天皇から大海人の皇子(天武天皇)への政権の流れは,最近の古代史の研究でいろんな説が出ているので,わたしは思いっきり先入観ありでみてます(笑)。
天智天皇からあとを継ぐようにいわれた大海人はそのせいで,周りに狙われることを懸念してみずから出家します。史実だと,このあと,どこかの里を経由して都から逃れるのですが,これがもしかしたら,犬上の里ですか?。
話が火の鳥からそれますが,仏教が国に本格的に採用されたのが,聖徳太子の時代,それから天智天皇というと,一世代か二世代しか変わっておらず,天智天皇が仏教を導入するために苦心したというのはまぁわからずもないですが(それを一番がんばったのは聖武天皇でしょうが),そんな時代に跡取りを辞退して出家したら不可侵になるっていう常識はあったんでしょうか?…,とちょっと違う部分で,改めて疑問に思ってしまいました。これは火の鳥に限らず多くの歴史書がそう書いてはいるんですが…。