えーっと,なんかこのアニメに関しては絵がアレであることが災いしているとしか思えない。絵の絵柄だとすごくシリアスな話とか幻想的な話とかそういう高級な話を期待してしまうんですが,どうも脚本は普通のアニメらしい。今回は光と万歳楽のやり取りはわりと幻想的でしたが,貞光が金太郎を拾うやり取りは単なるギャグというか,普通の子供向けアニメでありがちな演出。卜部と綱のやり取りはシリアスだったのかも知れませんが,綱というキャラ自体がおとぼけなので,そういう風には受け取れず…。あぁそういえば今回は三組という話だったのか…。いや,だから…,普通のマンガチックな絵柄だったら,もっと何も考えずに楽しめるのに…。
それにしても光は烏帽子が取れるだけで男から女に変身するのはなんとかならないのでしょうか?。この時代男も髪が長い(っていうか万歳楽も長いし)ので髪だけで性別がかわるなんってありえなくて…。わたしはてっきり十二単を着ると女性に変身するのかと思っていたら,今回なんて男装だし…。
「都さえ栄えればいいのか?」というテーゼは,先進国だけ栄えればいいのか?という現在の国際情勢とあっていて,個人的にはツボなんですが,他の演出のちぐはぐさが気になって,傑作なのか駄作なのか全く良くわからない感じとなっております。
ついでに書くと熊襲の武装はもっと都側と差があったんじゃないかなぁ…とか思ったりもするけど…,まぁそこまでの時代考証は無理か…。ちなみにこの時代,刀はまだ直刀だったと思います。