たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

MADLAX O.S.T.*3

忘却の旋律がその曲の多彩さとユニークさを特徴とするとMADLAXのBGMは作曲者梶浦由記単独でつくられていて,むしろその統一感と全体としての作品の力を特徴とするでしょう。梶浦氏はすでにアニメファンには確固たる人気を得ているようで,にわかアニメファンのわたしが評価するにはおそれ多いんですが,一音楽ファンとして彼女の曲を聴いてみても*1,やはり曲としての個性と完成度を感じます。
特にわたしが気に入ったのはボーカルの使い方です。「ヤンマーニ」が有名ですが,その他にも曲の中でどこの国の言葉とわからないような言葉をたくさん使っています。まるでマントラのようです。本当はどこかの言葉なんでしょうか?。もし全くどこでも使われてない言葉であればその作詞能力にも驚きます(笑)。試聴サイトでエリノアやマーガレットと題された曲を聴くだけでその特殊性が垣間見えます。わたしはこの二曲を聴いただけで購入を決意しました(笑)。もちろんヤンマーニも入ってますが。
MADLAXのBGMは忘却の旋律程劇伴ぽくなくむしろ単独の音楽アルバムとしても聴けてしまうでしょう。それを敢えて,あまり切り張りせずにそのまま番組中使うことで,MADLAXという作品はミュージカル的な演出になっていると思います。この辺は聞くところによると,真下アニメの伝統的な手法なんですよね?。
というわけで,通常ジャズとかクラブミュージックを聴いているわたしが思わずヘビーローテーションしてしまった2枚だったのです。
P.S.マーガレットの曲とかの歌詞を聴いてここに挙げたら,著作権引っ掛かりますかね?…というか訴えられたら正解があったということになるのか?(笑)。

*1:もちろんアニメの先入観があるので純粋に聴けてるとは言えませんが