たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

放映うちきりで得をするのは誰か?

…というわけで,タイトルのお話…。
サムライチャンプルーR.O.D.,ガドガード等,途中打ち切りでお馴染といえばフジですが,打ち切り決定されたとき,いろんなブログでフジに対して怒りの文が書かれるのを観て,ずっと疑問に思ってることがありました。それは「スポンサーのご意向はどうなってるのだろう?」ということです。
アニメファンはほとんど一様に局(フジ)ばかりに苦言を書いているようでしたが,民放である以上必ず番組スポンサーがいて,彼らにとってはスポンサーがお客様のはずです。スポーツの放送延長の時にスポンサーに対して番組変更をどの様にお願いしているのか(事前の契約なのか,その時々なのか)は知りませんが,スポンサーに無断で放送中止や延期をやってるとはとても思えません*1。で,深夜アニメの場合番組スポンサーは大抵作品制作に関連したコンテンツ販売会社とかメディアミックス関連の会社だったりするのです。
そう考えると,そのコンテンツ販売会社とかメディア会社の意向としての打ち切りとかもあるんじゃないか?…という気がしてきたのです。それとももしかして夏と冬とで放送枠料が違っていたりするんでしょうか?。
プログラム(作品ね)を後日DVDにして売ったりレンタルしたりする立場から見ると,途中打ちきりは,それによりファンが離れていないのであれば,むしろ販売促進につながるのではないでしょうか?。そう考えるとむしろスポンサーが積極的にそれをやっている可能性もあるような気がします。そして局にとってはスポンサーはお客様なので,あまり悪く言うことも言えず,本音は「スポンサーが打ち切りって言っただけなんだけど」って思ってるのかも知れない…とかふと思いました。
どうなんでしょう?。
ちなみに上に書いたクロノクルセイドは,放送枠を変えたり,休止しながら全部放映してくれましたが,放送の最終回と雑誌連載終了の時期が重なっているという点から見ると,雑誌のCMという意味では休止とか延長は役に立ったのではないか?と言う気がします。最終回だけ見直したらクロノクルセイドの提供は富士見書房のみでしたし,意外にスポンサーの意向なのかな?…などとやはり思います。
打ちきりで損をするのはやはりファンでしょう。でも得をするのは局というよりは………。
ところで,いろいろ考えて,雑誌連載等の作品とメディアミックスするアニメは毎週とかじゃなくて月一回か二回くらいで最終的に一年くらいかけて放送した方が,CM効果が長く維持できていいんじゃないかな?とも思いました。チェックは大変だけど,連載より先にアニメが終わっちゃうのって,なんとなくその後の連載が寂しく感じちゃうんですよねぇ…。

*1:でも今話題のプロ野球再編の話で放送スポンサーの意見の調査が全くされてないという意見がTVで出ていて,意外に考慮してないのか?とも思ったりもしてますが