見てきました…。
後日もう一度まとめるかも知れませんが…。
ね
た
ば
れ
あ
り
ま
す
。
うーん…。プロットがちょっとなぁ…。まぁ原作ありの話だから原作がそもそもそうなのか?…,本を描いたのが監督自身だからそもそもそれが狙いなのか…。なんというかストーリ的には意味なくても「こういうシーン描きたかった」でやってるアニメってあるじゃないですか。例えば深夜アニメでいうとネコミミとか(笑)。アニメファン的にはそれでもオーケーなんですが,これだけ大衆認知されてる宮崎アニメがああだとは思いませんでした。いや,宮崎アニメってそもそもああなんでしたっけ?…。
映画なので大金をかけてるのは良くわかり,絵は豪華,動きは申し分ない。それには不満はありません。声優を使わない…ってことで,いろいろいわれてますが,あれはある意味声優を使うことで出る「TVアニメぽさ」を避けてるのかな?…っていう気がしました。そういう意味じゃTVアニメとは一線をかくしてる感じはするんですが,その割にはお話がアレだろ…と。
どういうお話だった…というのは確かに書けるんですが,そこで出てきたシーンにどういう意味があったのかが良くわかりません。それこそ「そういうシーンを描きたかった」から描いた風に見えます。そもそも一番の疑問はヒロインたるソフィーが老婆になったのがまるで活かされてない。観てる方は当然元に戻るのが物語のカタルシスだとおもうのですが,結局いつのまにか(白髪のままだけど)元に戻ってるし…。というか老婆だったのは城に入るまでで,そのあとは見た目は老婆でも背筋は伸びてるし,いつのまにかおばチャン程度に…。
シーンによって老婆になったり少女になったりおばさんになったり…というのは意図的なものだろうけど,すごくいやだったのが愛を語ったり純粋な気持ちになったりするときに少女の顔になるところ…。「年寄に恋をする資格はない」といわれてるようですごくいやでした。老婆が恋心で目をキラキラさせたらダメですか?…。この映画年寄がみるとがっかりするんじゃないかなぁ…。
というわけで,その嫌な部分を除けば,まぁ楽しめたか?…。名作って感じではありませんが,宮崎アニメって別にいつも大作で名作ってわけじゃないので,こういうのありかもしれません。でも公開前の予告で「ヒロインは老婆」って言ってたのは上記の通り偽りありだなぁ。
あとおもしろかったのは,最初出てきたときの荒れ地の魔女が美輪明宏と見た目もそっくりだったところ。あと最後の案山子が王子様になってソフィーに恋を打ち明けるところはギャグですよね?…,かなり脱力しました。
なんとなく…,前作をつくったときに「よし次はばぁーさんが主役で…」と軽くノリで決めてしまったけど…,という様な展開があったような気がするのはわたしだけですか?。
上記感想は,ちょっと甘めに書いてる自覚があります:-p。