たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

絶対少年 全体を通して

一応最終回を見直したりしたので,全体の感想を書きましょう。でも評価を言葉にするのが難しいなぁ…っていうのが感想だったりするんですが(^^;)。
結局のところオチについてはわかったようなわからなかったような…感じ,演出もフェチの部分や看板萌えとかを除くと結構ジミ…,でもなんか切れないというか良かったなぁ…という不思議な作品でした。というかこれが普通なのでは?…という気もします,巷に溢れる作品がケレン味が強すぎるというか(まぁそれはそれでエンターティメントとしてはいいのですが)。もっともフェアリー飛ばしたりみなとみらいに巨大円盤とばして地味もないのですが(^^;)…でもその活用の仕方はやっぱり地味でした。
結局のところ少年たちの日常と成長だったわけで,少年時代は誰でもそんなに派手ではないにしてもどこかしら不思議めいていて…という空気がうまく出せていたのかも知れません。
もっとも田奈編は歩にスポットが集中しており,潮海の事を除くと他のキャラはあまり悩みとかを表面化させなかったのに対し,横浜編は四人の少年少女がそれぞれの問題と壁にぶち辺り人とのかかわり合いの中で解決していくという感じで,なんとなく作品として結構違う話だなぁ…という気はしました。結局のところ横浜編で巨大円盤を飛ばす必要があったのか?…は今一つ謎なんですが…,まぁ最終回を盛り上げるためのものだったのでしょう。
…というわけでNHKらしいといえばNHKらしい作品だったなぁ…。
でも地味なんだけどいろんな冒険はやっていて,身体の部分拡大によるフェチや,会話を主体に話を進めていくところや…。最終回のシナリオの巧みさはたがみよしひさを思い出しました。それとなんか登場人物…とくに女性が匂ってくるような身体感を感じたのは…まぁスカワラの部屋のせいなんですが(^^;)…,そういう意味でもちょっとおもしろい作品だったと言えるでしょう。妙な部分でリアルというか…。
というわけで,不思議に良かったです。