たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ノエイン もうひとりの君へ 11話

大きな動きはないものの,それぞれの気持ちを描いて,グッと深みが…。

フクロウはカラスと対峙するも,カラスの覚悟を聞き,いったん引き上げる。郡山は内田からプロジェクトの内容から時空の話,量子物理学の話を聞くが,難しくて良くわからない。…とにかく無数の世界が存在している可能性と…。ユウはイサミにサッカーを始めることを進められるが,才能がないことを自覚するユウは勉強をするしかないという。内田はプロジェクトを止めるべきといい,そのために元プロジェクトリーダだった黛を探そうと言う。黛は実はハルカの父親とのことで,ハルカを張ろうという。

内田の会話から,世界観というかどういう理論を元にしてるかを説明。結構おもしろかったです。ただ時空が無数にあるなら,その時空はそれこそ無限大にあるような気がするんですが,なぜこの時空のハルカにそんなにこだわるの?…って気も。もしかしたら,いったんある時空に行くと,もうその時空しか行き来出来ないようになるんですか?…。それとも龍のトルクになったハルカがいる時空は少ないのですか?。ラクリマ時空は,現函館の時空よりもっと過去に分岐してるのか?…とかそんなことを思ったり…。
一方今回はカラスとフクロウの友情,そしてその過去であるユウとイサミの友情を丁寧に描くことから,次回の二人の戦いをグッと深めることに。ただフクロウはパイプラインがないカラスはほっておいても消える…といってますが,お話からするとフラグが立ってるのはフクロウのような…。現在フクロウが他のラクリマの連中を押さえているので,フクロウがいなくなったら,攻撃が執拗になるって展開では?…。ただシャングリラ時空の話が現時点で出てないので,どっかで立場が引っくり返る可能性もあるなぁ…とか思ったり。
謎が多い話ですが,謎を明らかにしていく過程がすごく丁寧で緊張感が持続してます。たいした設定がないのに隠すことで引っ張る作品が多い中で,この作品は深みを感じるなぁ…と。