地獄少女 三鼎の感想
猟奇的な小説をある男が書いたら,それに感化された犯罪が起こる。男は取材を受け,記者は誠実な記事を書くと約束したものの,出版社が面白おかしくするために,男が言ったことと違うことを書く。犯罪を犯した犯人,出版社,周りで揶揄するもの,それぞれに恨みを持ち,三人同時に藁人形の糸を解く。しかし小説を書いた男も別の人に流されるという話。
三人同時に流すというのは新鮮だったけど,自分達に被害をもたらした相手ではなく,自分が反省して自分を流すために,お互いを地獄に送るのかと一瞬思ったのだけど,そこまでひねった話ではなかった。でも,その後一人だけ流されたのは,意外でおもしろかったな。
今期は恨みが深かろうが浅かろうが,誤解だろうが,何でも流している気がするが,それは第二期の終わりのほうもそうだったので,もう地獄少女的にはそういうものなのだろう。一期は,結構流す資格を得るまでが大変だったんだけどなぁ。