上海に原爆を落とすという高千穂を止める葵たち。追い詰め議論してるときに桜井の銃で高千穂は命を落とす。軍に原爆を渡そうとする桜井だが次元壱師に記憶を消される。預言者も自分の記憶を消してくれと頼む。それでも爆弾を落とそうとする市ノ瀬を止めようとする葵と葛。飛行機が壊れ海まで原爆を運べないと確信した葵は自分の力で，原爆を宇宙空間に運び帰ってこなかった…という話。
盛り上がったが，強敵だったはずの高千穂は一般人桜井に銃で撃たれてあっさり死ぬし，策士だと思われた桜井はこれまで桜井のシモベだと思われていた次元壱師にあっさり記憶を消される。挙句の果て預言者静音も記憶を消してアボーン。1クール大騒ぎした挙句簡単にかたがついたな。いくらなんでも安易に畳みすぎじゃないのか?。…が，なんとなくこんなもんかなと思っていたので，そこまでがっかりせず。
最終回。一応話を綺麗には畳んだけど，そこまで無茶な状態になってなかったのでこじんまりした印象。まぁ実際の歴史を舞台にしてるし，下手にいじると，いろいろと問題になるところを選んだ時点で，破天荒なストーリが作れなかった…ってことなのかもしれません。登場人物は歴史の中枢に絡まず，周辺でばたばたしただけだったものな。
キャラ造形はまぁまぁ最後まで持ち，雪菜が可愛いという点で一貫していたのは良かったけど，雪菜も静音もお姫様扱いで，なんか女性を軽く見てるなぁという感じはした。
それでもオリジナル原作で作品を作るこの枠は貴重だとは思いますけどね。
