たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

東京レイヴンズ 全体を通して

ネットを見てるといろいろ言われてるようですが,私には今期最終回を迎えた作品の中で一番楽しめたし,楽しみにしていた作品でした。原作を知らないので,ついていきにくいところもあったのですが,許容範囲です。というか思い入れがない分楽しめたのでしょうけど。
途中作画が乱れたときもありましたが,それはそれ。
登場人物が多くて,しかも主人公を中心に話を動かすのではなく,学生たちと大人たちが平行して動いているため,この話数で描ききるのは大変だったろう,というか結構駆け足に感じた部分も多かったのですが,お話のプロット自体が面白いのと,いい役も悪い役もキャラがしっかり立ってるので,そこは見やすかったです。これだけ多くのキャラがいて,しっかり記憶に残っているというのも良く出来ている証拠でしょう。そういう意味では最初だけとか途中だけという中途パンパなキャラがほとんどいなかったなぁ…と。原作モノだと原作を消化するためにエピソード無理やりはさむケースもあるんでしょうけど,あまりそういう風には感じませんでした。
これまでも何度も書いてますが,学生たちが学生たちの力量で描かれており,大人たちの方がはるかに上手に描かれてるのもよかったです。そういえば春虎は好感度がものすごく高いけど,最後まで能力的にはぬきんでることはなかったなぁ。こういう主役は珍しい。そういう意味ではむしろ大友先生の方が,当初ミステリアスで,途中から能力的にも人間的にも抜きんでいて,実質のキーマンでした。あと鈴鹿
それから登場人物が多いけど,善悪で二分されてないし,グループも複数いてどういうつながりかもわかりにくく,ある意味不親切なのですが,そこが面白いところでもありました。えてしてわかりにくい話になりそうな感じですが,先に書いたとおり,キャラ自体がしっかり立ってるので,なんとなく置いていかれることなく楽しめました。
原作の貯蓄はほとんどないようなので二期はしばらくはないんでしょうね。ともあれ,お疲れ様でした。