たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

スペース☆ダンディ 26話 (最終回)

裁判の後ダンディはゲル博士に捕らわれゴーゴル帝国に連れて行かれる。ダンディは実はパイオニウムというエネルギーを持っていた。一方ジャクロ帝国もダンディを奪うべくゴーゴル帝国に攻撃を開始する。スカーレットとハニーを含め,QTとミャウはダンディを救出に向かう。一方ダンディを手に入れた方が宇宙の覇者になるということでビーはゲルを裏切るが,ビーもまたゲルに倒される。ダンディはハニーらに助けられるが,発動したパイオニウムを止めないと宇宙は崩壊すると一人向かう。そこで出会ったのは神。ダンディを後継者として宇宙を作り直すことを提案するが,ダンディは拒否した。そして今も宇宙にはダンディが存在する…って最終回。
まさかこれまでオムニバスでいろんなダンディがいたというのがちゃんとした設定できちんと落としてくるとは思ってなかったので驚いた。そういえばワープは平行世界の移動だと前々回言っていたし。ゲル博士がなぜダンディを追っていたかも初めて明らかになったというか,これまで説明なかったんか。これまでのキャラも再登場。最後は神になることを拒否るダンディと,ボトムズを連想させるオチだった。
てっきり永遠に話を作り続けることが出来るオチのない世界観だと思っていたので,予想外で驚いたし,感心した。面白かった。
全体を通して。とにかくオムニバスで毎回作風は違うし,ゲストキャラ設定や作画,声優,いずれも意外性とバリエーションの豊かさで楽しい作品だった。中には非常にレアで価値の高い回もあったと思う。それだけで十分楽しく,今回終わるものの永遠に作られていくのかな?と思っていたら,しっかり最終回でこれまでの話を回収して終わったので,大きなサプライズだった。そういう意味で楽しく,かつ感心するという,作家が見てるほうをはるかに超えているという作品だった。
とはいえ,まだ続編を作ることも可能なので,是非まだ続けて欲しい。どうもありがとうございました。