たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ガンダム Gのレコンギスタ 26話 (最終回)

ベルリのGセルフやマスクは無事大気圏突入に成功したものの,そのまま再び戦いが始まる。アーミーやジット団も戦闘を開始ニックも戦う。ベルリは戦闘を止めるべく奮闘するが,攻撃をやめないマスクにGセルフをぶつけ破壊する。おおむね戦闘力を奪ったところでアイーダが休戦を宣言。戦いは終わり,残された人々は旅に出る…という話。
最後はみなさん入り混じった混戦。最後好戦的だったマスクやクン・スーンが毒気を抜かれたようになっていたのは拍子抜けだが,大佐とか大統領とかはちゃっかり殺していたのが容赦ないな…と思った。
最後に地球を一周するたびに出たのは地球の大きさを感じるためだろうか。宇宙や金星とか地球よりはるかに広い範囲を旅してきたのにも関わらず,地球のたびの方がはるかに遠いたびの様に感じるのは,所詮宇宙のたびは宇宙船の軌道上の線的な旅程でしかない…ってことなのかもしれない。
マーニーがベルリにマスクのために死んで…というくだりは,女って怖いな…と思った。
たくさん人が死んだにもかかわらず残った人がケロッとしてるのにはなんとも不思議な感じだが,一貫してこういう世界観だからいいか。いつまでも遺恨を残すよりは…。
全体を通して。
正直言って展開が早くて話についていけなかったのだけど,富野節の台詞がふんだんで楽しめた。
富野由悠季が全話脚本を書いていたのは驚きだが,あの脚本をうまくコンテ化できていたのだろうか?と少し疑問に思った。人がコロコロ死ぬ割には,全体的にあっけらかんとしているのが不思議な感じだった。吉田健一の様々な人種をポップに描くキャラデザもこの渾沌とした世界観にはあっていたように思う。
お疲れ様でした。