たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

灰と幻想のグリムガル 12話 (最終回)

一人下層に残ったランタだったが,なんとかその場は逃げ仰せ,畑に隠れていた。しかし敵に見つかったところに助けに来たハルたちに遭遇。ハルたちの援護でなんとか逃げるが,今度はハルが残されてしまう。シンガリとして逃げるが,もう少しのところで大ボズ追いつかれる。絶体絶命の時に主人公補正で覚醒,ハルは大ボスを倒す。目が醒めたらメリィが看病を。復帰したハルは町の人たちから一目置かれるようになっていた…という最終回。
ハルの覚醒はご都合ぽいが,まぁそれも含めて気持ちのよい最終回だった。ただこれまでゆっくり丁寧に描いたからかもしれないが,最終回の展開が結構めまぐるしく詰め込まれた感じがした。ランタが召喚した魔物とか可愛いのに,この時点で出してくるのか,もったいない…とか思った。
メリィの正妻力が強く,むしろこの娘,こんなに積極的だったのか…という感じ(苦笑)。ユメがハルをどう思っていたかは謎だが,仲も良かったので,少し可愛そうな気もした。
全体を通して…。ファンタジーものって,序盤はあっという間に過ぎて主人公たちの経験値があがってから本番という感じだが,むしろその序盤を丁寧に描いたところは新鮮だった。全体の空気感を大事にしており絵も綺麗,音楽も雰囲気があった。ただゴブリンを丁寧に描いてもやっぱり狩猟対象にしかならないのね…とか考えてしまう。
あと,この作品もどこかの世界から,この世界に飛ばされてきた,という設定があるのだけど,必要なんだろうか?。最初からこの世界で生まれ育ちある歳から義勇兵になるという設定ではだめなんだろうか?。特にこの作品は,経験値みたいな数値は出ないし…。
最近,ゲーム型ファンタジーだけど,実世界に戻らないような作品が増えてきてる。ログホラインズンとかはまだ匂わせているけど,でも全然戻らないし,ダンまちは元々ゲームじゃない設定なんだっけ?…。現実とファンタジーをいったり来たりするSAOみたいのでなければ,異世界からきたという設定はいらないような気がするのだけど…,この作品もいつか,現実世界に戻ったりするんだろうか?…という気がした。
いずれにせよ,ちょっと違った感じのファンタジー,新鮮な気持ちで見れました。ありがとうございます。