たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

Re:CREATORS 22話 (最終回)

アルタイルとセツナが別の世界に行き,物語は終焉する。世界のひずみの修復が始まり,被造物らは,元の世界に戻るかどうかの決断を迫られる。しかし,彼らは帰還を決意する。メテオラの力により,元の世界に戻るが,メテオラは帰る道を作るというため,戻ることが出来ず,この世界にとどまる。しかし力は失い,自ら創造者となることを選ぶ。創造者たちは,自分たちの作品ではなく颯太の作品が世界を救ったことに忸怩たる想いを持つが,もっといい話を描く決心をする…という話。
真金はどうなったんだろう?力を失ったとしたら,どうやって食べていくの?。もう一資産築いたの?。
最終回は被造物たちが帰還していく様子を描いたが,創造主たちのとの交流を丁寧に描いていた。そうやって見ると,この作品は,創造主たちが主役であり,やっぱり颯太は単なしかけだった気がする。どこかにクリエータにリスペクトしてると言うのを読んだ気がするが,まさにそういう感じがした。
全体を通して。2クールを見事に駆け抜けた。緊張感を維持していたが,ところどころギャグのような要素を場違いにならない程度に入れており,いいバランスだったと思う。上にも書いたが,作家たちが主役であり,作品を作る覚悟や苦悩を丁寧に描いた気がする。被造物であるヒーローでも颯太のような一般人じゃなく,本来作品の内輪である,作家たちに日を当てたという意味では珍しいたち位置だった気がする。
ただそれだけに,作品を畳んだのが,若干イレギュラーな立場である,真金と颯太の力だったのが,残念といえば残念。ただ,投稿などにより,作家と二次創作者の距離が近づいていること自体もテーマであり,そういう意味では素人である颯太に大きな役割を担わせたのも,視聴者を置いてきぼりにしないようにするためだったのかも知れない。
半年間,ありがとうございました。
[追記]他の人の感想読んで,気づきましたが,あぁ,そうか,この作品自体,メテオラが書いた作品というメタ構造を匂わせてるのね。で,颯太がその挿絵を描いているとすると,この二人も最終的には創造主ということになるのかもしれない。