たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 1話

幼少の頃から軍人として育てられたヴァイオレット,重傷を負い腕を失い,上官のギルベルトが死んだ*1事で,ギルベルトの友人だったクラウディア・ホッジンズに引き取られる。ヴァイオレットは軍人として育ったので自分の感情も他人の感情も理解できず,うまく周囲と適合できない。ホッジンズは郵便や代筆の会社を経営していて,そこで働くことになるが,当初うまくいかない。しかし他の人が依頼人の感情を汲み取り代筆してるのを見て,その仕事をやらせてくれと懇願する…という話。
京アニ。さすがに絵が綺麗でキャラも美しい。ただ話がすごく重い。SFではなく20世紀初頭のヨーロッパ的な世界観だが,具体的な国名は出ず,フィクションとして描かれている。なのでリアリティがあるのかどうか良くわからない。あの時代にタイプライターを打てる義手があるのか?という気はするが。なんかヴァイオレットの感情の異常さに,当初本当にロボットなのか?と思ったらどうやら人間らしい。障害が無く育ちだけで,あそこまで感情が無い人間が育つものだろうか?。軍にいたのなら,まったく他人と接せずに育ったわけでもないだろうに。
ということで,なんか無理やり不幸なシチュエーションを作り出して,そこに可愛い少女を投入して同情を誘うような無理やり感を最初に感じてしまい,少しみていて抵抗がある。そういう意味では「魔法使いの嫁」に私が感じる抵抗感と近い。ただこれが少年が主人公だったら,すんなり見れるんだろうな,と想像し,それは自分の差別意識の問題か?とさらに意識して落ち込む。
…とはいえ話が魅力的であれば,みれると思うので,もう少し様子見。子安が久しぶりに真面目で渋い役をやってるのは良いと思った。

*1:死んだかどうかは明には語られなかったけど,そう思った