たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ISLAND 12話 (最終回)

玖音の昔の写真を見てリンネを思いだす切那。凛音に玖音が自分と同じ指輪を持っていることを聞き,資料を探すと,そこに過去の日記を見つける。玖音は実はリンネで,御原家の前妻の死とあわせ後妻としてなり変わったのだった。凛音は切那の娘だった。事実が明らかになり,凛音は切那をあきらめ,切那とリンネは結婚式を挙げる…という話。
玖音がリンネだというのは前回明かされたが,タイムマシーンの話かと思ったら,マシンはコールドスリープで,回ってるのは世界の方だったというオチ。そんなバカな(w…。世界の方が同じことを繰り返してるって,同じメンバーで同じエピソードが繰り返されるのかよ…。それじゃ前回の切那の夏の島にいた玖音はなんだったのか?。
話としては,切那が10代かと思われる凛音とではなく,歳をとってしまった元彼女と結ばれるという良い話だったが(w,世界観の設計としてはなんとも不思議な話だった。
現在放送中の再放送も含めるとLOST SONGとシュタゲゼロと,世界観の共通性と相違がなんとも興味深い。LOST SONGは類似の世界が何度も繰り返される壮大な時間の話で,この作品と話は似てるが,コールドスリープみたいな話は無い。一方シュタゲゼロは機械は時間をさかのぼるマシンだが,記憶をコピーして保存し植物人間に戻すことで,同じ(精神)年齢のまま未来に行くことができる。シュタゲとISLANDはマシンは一方通行だが,特殊な仕掛けで双方向に行ったり来たりしているが,ISLANDの方は世界の方が繰り返してるというかなり変化球だった。しかしこれはミライザーバンで出てきた,世界がループしてるという話と似てるとも思えるが,それを意識してるんだろうか?。
全体を通した感想でもあるが,作品全体にゆるーいノリと安っぽいエロゲのテイストが入っていて,それがいいところでもあるのだけど,それゆえに,この世界設計が狙ったものなのかご都合主義なのか今一つわからないところがあった。台詞とかもえらく軽いんだよなぁ。
ただギャグやネタ作品という感じでもなく,妙なロマンチックさがあり,いろいろドン引きしながらも妙に惹かれた作品だった(苦笑)。