感想は書いてなかったが,実は全話見ていた。面白かったし作画的にも綺麗だった。
感想を書かなかったのは,ちょっと話がわかりにくいのと,最初の方はそんなに惹かれず数話見て切るかもと思ってたからだけど,少しずつ話も面白くなった。最初の方は百鬼丸が喋れないし,行動が意味不明なところがあって,どろろが一人で話を回そうと空回りしている感があった。でもゲストキャラとのやりとりもだんだん面白くなったし,どろろ自身の過去の話も出てきて,話に厚みが出てきた。
もう一つ実は百鬼丸の両親がどうして百鬼丸を妖に食わせたのかがわからなかった。いや,狙いはわかるんだけど,なんで百鬼丸の父親が百鬼丸を差し出すことで醍醐が栄えるのかピンとこなかった。それに子供を自分の欲のために差し出すとか,ヒデー親としか思えなくて見てられない,と思うのだけど,よくよく考えると,手塚作品って結構ひどい親が出てくるのが多い気がする。時代的なものだんだろうか?
どろろの原作というか旧アニメも見たことはない,ネットとかで調べると妖怪作品の様相もあったようだが,確かに前半は妖怪のキャラを前面に出していたが,後半は醍醐とか百鬼丸の話になって,妖怪は前面に出てこなくなった。作品の雰囲気は変わった気がする。
話として暗くて重いなと思いつつ最後まで観れたのは,どろろの魅力によるものかもしれない。声優が独特だなと思ったら,案の定子役の人だったのか。どろろのキャラととてもあっていた気がする。
ということで,ちゃんと感想を書いていればよかったかもと思ったりするが,結構面白かったということです。