たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

月とライカと吸血姫 12話 (最終回)

史上初の宇宙飛行士として式典に向かうレフ。真実を語ることができないと複雑な心境だった。しかし怪訝な顔をするレフに両親は国に縛られるなという。一方イリナとアーニャは式典に向かおうと,脱走をする。炎天下で体調が悪いイリナは苦労して広場へたどり着く。広場ではレフが演説をしていたが,イリナたちは隠れていた。しかしレフが急にイリナのことを語るレフにイリナはレフの前に駆け出す。高台にイリナを迎え入れたレフはイリナに民衆に語るように即す。最初怒号が飛んていたが,最後には拍手で迎えられる。最高指導者もそれに合わせレフとイリナを肯定する演説。晴れて二人の業績は世界中に認められる,という終わり。
民衆のブーイングも指導者が肯定すれば収まるわけか。指導者は連合王国と運送屋を糾弾するために利用したということたらしいが,指導者でも運送屋は自由にならないッてこと?。あとナタリアは運送屋だと思うけど,イリナたちをかばっていたのは私情ってこと?。
とても感動的な話だったのだけど,ちょっと作画が低調というか,イリナの走り方がみっともなかったのはもったいなかった。あとアーニャの体当たりも,そこだけギャグ?って感じだった。うーん,惜しい。
全体を通して。異人種恋愛というか,制度によって結ばれない二人の恋愛が成就するみたいな話で感動した。宇宙飛行士と吸血鬼という組み合わせってなかなか思いつかない。昼間に外出できないような生き物が文化を維持できるくらいのレベルで生きていけるんだろうか?と思ったりもするけど,それは野暮だろう。でも吸血鬼と言いつつ,血への禁断症状があるわけでもなく,あまり人間と差がないという表現はちょっと面白かった。
あと,最後まで誰がレフやイリナの味方なのかわからないという構成は緊張感が高くてハラハラした。
まぁでも結局のところ林原めぐみの起用が一番大きいんだろう。とにかくイリナが可愛くて,切なくて,それだけでご飯が何杯も食べられそうな感じでした。ごちそうさまでした。
原作は,この先もあるらしい。見たいなぁと思った。