たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

平家物語 10, 11話(最終回)

源氏に追われ,追い詰められていく平家。びわは再び徳子らと合流し,一緒に船に乗る。海戦になり追い詰められ,女性たちは次々と入水。安徳天皇も光づれになる。そして徳子は助けられ生き残る。びわは物語を語り継ぐって話。
先週地震で流れたので二話連続放送。一気に最終回なので,1時間スペシャルみたいで,良かったように思う。
安徳天皇が時子に抱かれ入水し,徳子も入水するが助かるというのは,私自身が記憶違いしていたので,歴史と違うと思ったが調べたら,平家物語としてはその通りだった。そういう意味では,平家物語通りのプロットで終わった。
びわは最後失明したのだろうか?,そういう風にも取れたけど,明には説明さなかった。
全体を通して。
平家物語というタイトル通り,びわといいうオリジナルキャラと重衡の能力など独自の設定を盛り込んでいるものの,ストーリのプロットは従来の平家物語通りだったと言えるのではないだろうか。基本的に滅びのものががりなので,話が進むほど悲惨なストーリになる。偶然大河ドラマが同時期の話を源氏側から描いてるので,その時期の平氏の様子という意味では,ちょっと面白い見方ができた。
サイエンスSARUの作品は好きだけど,湯浅監督がいなくなってどうなるんだろう?と心配していた。しかしこの作品については,従来のサイエンスSARU同様素晴らしい作品だった。平面的な着色で単純化されたキャラだが,背景も含めてまるで絵本のような美しさと可愛らしさだった。一方音楽はエレクトロニカを使った現代的なものであり,びわという古い楽器を使いながらリズムが現代的だとという,素朴さと未来的な感じが入り混じった不思議な作品だった。
素晴らしい作品をありがとうございます。