たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

鬼平 10話

腕利きの泥棒だった和助は務めを終え娑婆に出てきて真面目に働いていた。しかし昔の顔見知りが盛んに盗みに誘う。和助は自分の息子を知り合いに預けており,その成長を楽しみにしていた。しかし息子は奉公先で主人に虐められ,その息子を和助が頑張れと言ったことで,息子は自殺してしまい,更に預けていた夫婦も川に身を投げる。絶望した和助は,その奉公先に盗みに入り,証文を奪い川に流す。盗みの仲間は小判を奪ったが,鬼平らがきたことですべて川に落としてしまった…という話。
鬼平がお順に語って聞かす形の話だった。
だれも幸せにならないというやりきれない最後だった。それもあるが,基本的にこの世界,過去の罪を隠して生きていくのがやりにくい社会の様子。大体盗人同士は顔が割れていて,更正しても,誘いが絶えないんだなぁ。