たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

アニメ表現におけるマンガ表現


萌え萌えアニメ日記さんの「萌えアニメの文法とリアルっぽさ」
というテキストを読んで…。
なるほどねぇ…。舞-HiMEが「萌えアニメの文法を積極的に取り入れている」っていうのは激しく同意ですが,じゃぁBECKが新しいか?…とかいうと…,アレはアレで「ごくせん」とかにもあったようなそれはそれである程度確立されつつある(?)表現な気もします。…,というか原作を読んだことないので間違ってるかも知れませんが,むしろ原作のマンガの表現を元にやっているからああなっているんではないか?…とか思ったりしてますが…。考えてみたらアニメの場合スタッフがある意味厳選されるので,女の子キャラにしても萌え表現にしてもあるレベルはキープできるけど,マンガの場合,例えば女の子の描写が苦手な作家でも女の子を描く必要はあるし,読者サービスで水着シーンを描くこともあるでしょう。マンガの場合絵のうまさだけで売れるとかどうかが決まるわけじゃないし…。
で,その原作の雰囲気をアニメに持ち込もうとしたら,当然オリジナルアニメで多用されている表現にはなかなかならないのだと思います。もちろん,アニメ用に表現をコンパイルしている作品もありますが…。
日本のマンガ家の数は相当なものですし,マンガって少人数でつくっていますから,アニメ以上に表現のばらつきが多く,それをアニメに持ち込むだけでも,かなりの独自性がでるのではんないかと…。
もちろんBECKが「単に原作の表現をなぞっているだけ」というつもりはありません。むしろ背景の表現や音楽を表現しようという試みは(なんども書きますが,原作読んでないので間違ってる可能性ありますが)アニメスタッフ独自の意気込みの様な気がします。
ここでこんなこと書くと,話がややこしくなってもうしわけないですが,私自身はその音楽表現を観ていて「あぁ,アニメで音楽表現するのって難しいなぁ」とか思っちゃって,ちょっとBECKには萎えちゃいました。いや,がんばってると思うんですけどね…。