たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

「涼宮ハルヒの憂鬱」は大きな曲がり角な作品か?

ここしばらく時々思ったことをちょっと書きます。うまく書けるかわかりませんが。
涼宮ハルヒの憂鬱」というと,最近はハルヒダンスをいろんな国のアニメファンが踊る映像をYoutubeで観たりして,あぁ世界的にヒットしているのか?…とか思ったりもしてます。そうじゃなくてもちょっと前はハルヒやみくるの画像が描かれた痛車とかが話題になっていたり,さらにはTVとかのバラエティでハルヒの制服を着たタレントが出たり…あぁ,ハルヒのセリフを喋ってみたりもしていたな…とか。
涼宮ハルヒの憂鬱」の放送が終わったのは一年ちょっと前ですが,深夜のU局で1クールだけ放送された作品としては,ずいぶん広がりをみせてるのではないでしょうか?。海外の方がどうやってみてるのかは知りませんが,TVでハルヒのコスプレをしているような人達がTVで本作品を観ていたの?っておもうと,正直そうなのか?…と思ったりもしてます。
何をいいたいかというと,なんとなく「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品は,現在アニメというかオタクというかそういう文化の象徴,共通の記号として使われてる気がする…と。そしてコアなアニメファンじゃなくて,それこそゴールデンタイムの地上波にハルヒのコスプレが出てくる*1っていう現状を見ると,作品自体はともかく,その現象自体は一般的に…というか象徴的に認知されているのではないか?…ってことです。
さて,さらにちょっと前に考えてたことですが,日本のアニメのあるターニングポイントとなった作品というと,「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」の三つを挙げれば,とりあえずそんなに反論はないかと思いますが,それ以降はないのだろうか?と。わたしはエヴァンゲリオンのリアルタイム放映時はあまりアニメを見てませんでしたが,先の二つはリアルタイムで見ました。そしてそれらの作品の前後,アニメの作風というか,文化というか…,まぁとにかくいろいろ変わった気がします。ヤマト前後,ガンダム前後,エヴァンゲリオン前後…があるという事です。そしてタマタマかも知れませんがエヴァンゲリオンは知りませんが,他の二作品は,本放送時よりも放送後の方が話題になり,そして大きな流れが起きた…という記憶があります。
…というわけで,これらの三作品の後にアニメのターニングポイントとなる作品は出てきてないのかなぁ…というのが最近思っていたことですが,「涼宮ハルヒの憂鬱」の露出の仕方を観ていると,なにかアニメを取り巻くものが変わったのか?とか思うような気もして,もしかしてこれがそうなのか?…とかちょっと最近感じているわけです。
ヤマトやガンダムの時も本放送の時はそういう風には感じてませんでしたが,後から現象は大きくなりました。「涼宮ハルヒの憂鬱」の現象もまだピークに達して無い気がしますし,これからどういう流れが出てくるのかもわかりません。でももしかしたら将来,ハルヒ前後…と語られる日が来るんだろうか?…とか,思ったりもしてます。
……もっとも「涼宮ハルヒの憂鬱」の場合,ストーリとか世界観とかよりも,オタク文化の共通ツールとして便利に使われている…という気もしないでもないので,「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品自体がすごかったのか,たまたま,そういう時期に,そういう風に使いやすい作品が出ただけなのか?…は良くわかりません。
いずれにせよ,自分もこうやって数年間ほぼ毎日アニメを見てますが,放送後1年経ってもこれだけ話題に挙ってる作品というのは非常に少ないと思います。それだけでも「涼宮ハルヒの憂鬱」が他のアニメ作品とは違った次元に上がっているっていう気はします。

*1:本当にその時間帯かは自信ありません