「喰霊-零-」感想
体の百八箇所の傷を受け声も出せず動けなくなった黄泉。そんな彼女を対策室は冥殺しの疑いをかけ，さらに飯綱の家からは婚約を破棄される。絶望のどん底の黄泉にカズヒロが現れ，殺生石の力により黄泉の傷を治す…という話。
傷でぼろぼろになり寝たきりになった黄泉をたっぷり描くことで，絶望的な悲劇を視聴者に伝えながら，神楽の看病やカズヒロの石で復活のシーンとかでたっぷりエロスを感じさせる。正直見ているほうとしては喜んでいいのか悲しんでいいのか迷う(苦笑)。というか，観てるほうに背徳感を感じさせるという意味ではすごい演出だ。神楽の看病のシーンは，時系列をいじることにより，ただ一緒にいるだけなのにまるで情事のようであった。
しかしこれで，大体話の体制は整ったわけで，やっと２羽につながるのか。あとは最後どこまで描くかかな。
