たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

健全ロボ ダイミダラー 全体を通して

全体の感想を書いてなかったので。
今期の作品ではベスト3に入る面白さでした。実は番宣を見て,一話は切っていたのですが,後で見直しました(笑)。
単なるお馬鹿エロアニメかと思ったのですが,それを超えてました(笑)。というか熱血ロボットアニメ+エロなんですが,考えてみたら,マジンガーZだってその要素です。バランスが違いますが(笑)。
エロがパワーになるという設定ですから直接的にエロが描かれますが,基本的には裸とおっぱいとキスとティンポで,セックスそのものを連想させる描写はほとんどありませんでした。そういう意味では小学生レベルのエロです。孝一が最初の数話で早々に恭子の生おっぱいを揉んでしまい,どんどんエスカレートするのかと危惧したら,すぐに退場したし,案外抑制が効いてるようにも思いました。あと男である孝一のエロがおっぱいで,女性である霧子のエロがキスとティンポだというのもなかなか興味深い対比でした(w。あとリッツのエロも,エロというよりむしろ家族が一緒にお風呂に入る的な健全なもので,エロを感じるこっちの心が濁っている…と突きつけられる様なモノです(苦笑)。
というように,通常過激化するようなエロアニメにおいて,次々と視点を切り替えて,過剰にならないようにするような気配りがされているように思います。後半はペンギン帝国へ話が移っていったのも,そういうことだったのかもしれません。視聴者の視点と同化するはずの人間側のロボット隊であるプリンスより,異物であるペンギン帝国のほうを「いい人たち」として描いていて,もしかしたら最後には主役交代なのか?と思いきや,国家を出すことにより,ぎりぎりプリンスを視聴者側に留まらせたりと,微妙なバランスを保っているところが不思議な作品だなぁと思いました。普通そういうことをすると,観ているほうが混乱するような気もしますが,演出が往年の熱血ロボとエロアニメというわかりやすいものだったので,プロットが不安定でも,安心して見られるようになっていたのかもしれません。
個人的には恭子23歳が魅力的だったのですが,その後どうなったのか気になります(笑)。孝一,ちゃんと責任とれよ。