たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 全体を通して

ちょっと間が空きましたがチャイカの総括。
主人公のところにどこか抜けた女の子がやってきて,彼女を助けるために旅に出るという典型的な落ちもの。ファンタジーの世界観で,死体というアイテム集めなど,RPG的なところも典型です。オーソドックスと言えばオーソドックスながら,どこかしら違うプラスαがふんだんにちりばめられており,新鮮かつ楽しめる作品でした。そのプラスαはチャイカの片言だったり,チャイカのふと眉だったり,アカリの性格と言動だったりと,いろいろだったのですが,お話の方もアイテム集めから早々に,複数のチャイカたちという方にシフトしたように思います。
登場人物の好感度が非常に高いのも印象的でした。トールら白チャイカの一団は主役だからまだしも赤チャイカの一団やジレット隊も気持ちいい人たちでした。一方で青チャイカや黒チャイカの様な悪玉は徹底的に気持ち悪く描かれていて,ある意味非常にみやすく作っていたように思います。
キャラの魅力がこの作品の魅力になっていた気がしますが,一方で白チャイカの出目が結局明かされなかったり,ガズがあまりにあっさり消えたりと,時間が足りなかったのか,あえて描かなかったのか,視聴後としては多少消化不良なところが残ったのは残念です。劇場版やるのかな?とか思ったくらいです。
とはいえ,全般的にはクオリティが高い娯楽作品として楽しめました。ありがとうございます。