CCGとアンティークの戦い。徐々に圧されていくアンティーク側だが金木が助けに入る…という話。
マスターは死んでしまったのか?はたまた。
この作品の面白いのは人間側と喰種側の力の入れ具合のバランスが絶妙でどっちにも肩入れできるし,どっちにも肩入れしにくいように描かれているところ。CCGは人間に害をなす喰種,自分たちの命を顧みずに倒そうとしているし,アンティークは自分たちを守ろうとしている。アンティークは人間との共存を目指す喰種で,CCGは狙う対象としては間違っているのだけど,CCG側からそれは見えない。そして人間にとって怪物である喰種であるが,喰種からみてもCCGは怪物の様に見える。
本来人間側のヒールとしての位置づけだった真戸(父)や什造までもが感情移入できるようになって来ていて,興味深い。