たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

装神少女まとい 12話 (最終回)

超次元に向かうまとい,ゆま,クラルスの三人。いきなりグリードキラーが現れる。先に行けとクラルスは残り戦う。苦戦するが倒す。また次元が進むにつれゆまも脱落。そしてまといが扉のところにつく。しかしそこにはしおりはいない。思いが通じ,まといはしおりに会い,扉も閉じ,そしてみんな帰ってくる。やっと普通の生活ができると喜ぶまといだが,伸吾としおりのべたべたの生活に当てられる…という話。
主人公の願いだけで上手く行くというのは都合はいいんだけど,この作品としては似合っていた。まといが10年前のしおりに会っていたというのは,ちょっと面白かった。最初,まといが父親を伸吾と呼ぶことに対し,ネットでもいろいろ言われていたが,一応説明があり,最終的に母親が帰ってきて,「お父さん」と呼ぶ辺りは,この呼称自体が正常な親子関係の象徴であり必要であることはわかった。
全体を通して。今期多い魔法少女ものという意味では,ある意味一番王道であったようにも思う。平凡な主人公が巻き込まれて,そして乗り越えて大団円という形であった。しかし演出としてはかなりギャグよりで,変身時に裸になるという魔法少女もののお約束が,服がなくなるというネタとして何度も描かれている辺りが,この作品を象徴していた。まぁとにかく主人公のまといよりも友達のゆまがいい感じに物語をかき回しており,一番の功労賞だったんではないだろうか。とはいえ,ゆまもまといも特殊な親の元に生まれており,ぜんぜん平凡な女子中学生じゃないのですよね。そういう意味ではクラルスも含め,普通の女の子が巻き込まれたという形ではなかったことがわかる。とにかく話が暗くならないように,いいテンポでグダグダなネタが入ったりと面白く見られるように工夫されていた。娯楽としては非常に良く出来た作品だった。物語の世界観はまだ不明なところも多く残っているので,続編も作ることが出来るように思う。またこの三人娘の裸…もとい活躍を見たいところである。