現実の世界ではイブが目を醒ましたことで,巨大なゆりが町を覆い混乱が起きていた。遥人,神埼,リリィはイブの部屋に入るとそこは遥人の部屋だった。そこにいたのはイブ。世界を恨み世界を滅ぼすという。しかし,これまで遥人が助けた女神たちが現れイブをほだしてしまう。男への恨みも現代社会では,女性の方が威張ってるといい,考えを変える。イブは恨みを和らげリリィと合体する。しかしそれでもイブは自分を殺せという。ユリナはイブにキスをすれば良いのでは?というが,遥人はそれも拒否。イブと二人で扉の向こうへ旅立つ。世界は無事元に戻るが,昏睡していた現実の遥人は死ぬというオチ…。
最終回だがカットごとにデッサンが狂う作画が,この作品らしい。一瞬これまでの作監が集結してるのか?とも思ったが,作画レベルの低さからもたぶんそうじゃないのだろう。それでストーリも,イブが他の魔女たちに懐柔されるという盛り上がりに欠けるものと思ったら,遥人がイブを倒すことを拒否したのに自分は死ぬという,まさに予想の斜め上を行く展開だった。爽快感も無ければ,丸く収まった感じもしない。これだれ得?。
いやはやなんともも…。作画がひどい時のレベルがあまりにも低いので,わざとやってるわけではないのだな…とは思うが,ぶっ飛び具合がすごい作品だった。作画だけじゃなくて,脚本もなんとも変だった。それでも最後まで見てしまったのは,2,3話結構面白い作画の回があったのと,おかしなストーリだが,それゆえになんか先が読めなかったこと。まぁ今まで見たことがない作品を見たいという欲求はそれなりに満足させてくれた。
それにしても,寝たきりの主人公の心臓が最後止まるというオチはすごい。とびっきり異色な作品だった。