たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ピアノの森 4話

あがり症の誉子だが,海の働きかけもあり無事演奏を終える。海は自分のピアノがわからず当初阿字野のスタイルで演奏をするが,途中で止め,森のピアノを思い出し演奏をする。会場は拍手喝さいで,修平も誉子も海の一位を疑わなかったが,コンクールの結果は選外だった…という話。
天才が型破りな演奏をして受けるが審査員は落とすという,まぁ定番の展開。海が人前で弾きたいという欲求を持つようになったのが進歩か。
おそらく作品の最も力を入れているであろう演奏シーンが今回もたっぷりだった。海の演奏は音と映像がぴったり合っているが,これはCGを使っているからで,逆に通常のセル画とギャップが出てしまうという,なんともジレンマというか…。もう少しCGと親和性のいいキャラデザだったら良いのだろうか?。それとも回が進んでいくとCGのデータが増えて良くなるのだろうか?。
海の二回目の演奏は,それまでの海の演奏や誉子の演奏とは次元が異なる…とならないとおかしいのだけど,それが作品で表現できるか?…は難しいところ。クラシックピアノの愛好家だったら,一目瞭然だったのだろうか?自分はジャズを普段聴く人間だからか,今一つピンとこなかった。ジャズの場合は個性はフレージングやボイッシング自体に多く出るので,とりあえずは譜面どおりに弾くクラシックとは聴きどころが違う。ピアノの鳴らし方が違うというのであればわかるが,そこまで音が変わったという感じもしなかった。でも素人でも面白いと思わせる演奏だったんだよなぁ。作中では演奏シーンを絵的に表現していたが,…。この辺,音楽をテーマにすると難しい。あんまりあざとい演奏にすると,今度は安っぽくなるし。