- 心臓を移植したら死ぬんじゃないですか？。あっ人工心臓あるんだ。
読一さんのレビューで，だいたいの背景はわかりました。最近の医療マンガはリアル系が多かったので，なんか戸惑ってましたが，よく考えるとブラックジャックもかなりトンデモな医療マンガだったので，こういうのもありでしょう。
でも，気軽に姉妹の心臓をください，はい，っていうのはちょっとなぁ。腎臓や肝臓ならともかく，心臓を移植したら，ドナーは普通の生活できないでしょう？...。もうすこし，姉が強い引け目を感じているとか，妹がものすごい才能を持っているとかないと，今ひとつなっとくできません。
ついでに書くと，今回の手術をして，妹が目を覚ましてっていう流れも，視聴者は人工心臓を使ったのを知ってるので，全然緊張感がない。だったら，時間軸を反転させて，最初に手術後を映し，その後に「実は」とやった方が，盛り上がったのではないですか？。こういうところも含めて，演出がぎくしゃくしてるなぁという印象があります。
ちなみにブラックジャックはトンデモ医療マンガっていう面はありますが，手塚治虫は医学博士でもあったわけで，エンターテイメントと医療のリアリティというのを実に計算して使っていた気がします。そういう意味じゃ医療を手塚マンガのトンデモ性を安易に真似しても結構失敗する様に思うんですが，その辺はどうなんでしょう？。
