さて,ちょっと間が空きましたが,ゼーガペインの全体を通しての感想。ちょっと最後の三話を見直したりしてました。最後の数話はなんか物凄い勢いで引っ張っていってますね。
一言で言うと,今期一番次回が…そして終りが気になった作品でした。まぁその他の作品が,原作を知ってるうたわれるものや,バッドかハッピーかはわからないけど,いずれにせよそんなにアサッテに行く可能性の低いウィッチブレイドや,原作未消化で終わるとわかっていたひぐらしだったりしたせいもありますが,それでもその極悪な設定からどう考えてもハッピーなアガリが見えない本作品は本当に楽しみでした。結論をいうと,細かい理屈を無視して無理やりハッピーエンドにしたって感じで,SFとしては未消化…と言わざるを得ない終り方でしたが,それでも満足しました。というのは単なる設定やストーリの巧みさだけではなく,毎回の持ち上げて落すような急展開のストーリ仕立てが秀逸だったこと,そしてそれ以外にも萌え要素,微エロ要素,ホモ(笑)…等,まぁある意味アニメファンに媚びてるとも言えるんですが,そういうのも含めて視聴者をとにかく引き込むテクニックをフル動員していたスタッフには本当に力を感じました。スタッフの力…というと舞-HiMEシリーズを思い出しますが…,まぁ確かにあれもサンライズだしあれも力業のエンディング…って意味じゃそうなんですが,やっぱりサンライズってすごいな…と。
実は夕方代の子供向け作品としばらく相性が悪かったせいもあり2話までみてませんでした。正直後悔しました(^^;)…。こういう複雑で救い様のない設定ですが,少年向けであるからか主人公が心地好い性格で,そしてなんとか救われるエンディングで良かったように思います。スタッフの皆様ありがとうございました。
余談ですが…,最後のカミナギが飲んでいた草の入った水は,以下によるとイェルの故事にちなんでいるそうですね。勉強になりました。
http://mania.sakura.ne.jp/zegapain/index.php?%A5%A4%A5%A7%A5%EB