たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

パンプキン・シザーズ 24話 (最終回)

長かった戦いも終了。そしてお話も終了。
一応,例の婚約者みたいのが今回の騒ぎの黒幕…ぽいのが示されたりして,話はまだまだ続くよ…という感じで終わってしまいました。…がどうもこれだけ話を引っ張っておいて,そういう投げっぱなし…じゃないのか,含みを持たせた終り方をされても,ちょっとしらけてしまう。いや,原作がそこまで無いのは,容易に想像できるんですが,アニメ独自解釈をつけても良かったのでは?…と。1クールの作品なら,さらっと作品を紹介して,続きは原作でね…っていうのもいいけど,半年やったんですから…。
…というわけで,全体の感想を書くと,どうも構成がきになりました。特に後半,だらだらと話が進まず,謎も明らかにならず…そしてそのまま終わったと。
最初の方の戦災復興ネタというか,戦後のごたごたで悪いことをしてる連中をこらしめるという勧善懲悪路線で行った方が良かったのではないか?…という気がしないでもありません。
話としては,戦災復興,そして貴族側から描いた身分制度…というのがテーマだったのだろうけど,前者はともかく後者は…あまり納得を得られなかった。アリス自身がそれを勘違いしてないか?…とすら感じてしまいました。原作とかスタッフの責任でしょうけど。おもしろいねただと思うんですけどね。今「品格」とか叫ばれてる時代だからこそ,「クレクレ」という貧しい人に対し,富を独占する上流階級が,そのなかでなすべき責任みたいな話はねぇ…。
まぁそういうわけで,1クールの設計で2クールやったという印象だなぁ…。ちょっともったいなかったです。これから原作や企画が足りなくて,無理に2クールにする作品が増えてくるみたいだから,こういうの増えるのかなぁ…と。