アルサルたちの前に現れた巨大な化け物。それはかってアロウンを1000年眠らせた力をもつ怪獣だった。それを倒すことができるのはリアンノンの言葉だけ,しかし思い出せないリアンノンを守りみなが戦う。リアンノンは自分が望むものを見つめ,そして言葉を発す。精霊と共に消え去れう怪物。そしてアルサルは新しい王になり,皆平和に暮らす…という大団円。
最終回らしく,皆が力を合わせて戦い勝つという展開。熱く燃える。ただし,リアンノンが言葉を思い出すというだけの戦いだったので,安心して観れて,緊張感はなかった。というかラスボスは本当に雑魚だったなぁ(笑)。
むしろ後日談の方をしっかり描いてくれて,皆の幸せな姿を見られたからそっちの方を良しとするか。
タリエシンはエポナとカプリングされたようだけど,あの竜もメスなんですよね?。大丈夫なんだろうか?。
全体を通して…。
うたわれるものに続く同様のスタッフによるファンタジーということで,手堅く安心して見れる作品になってました。うたわれるものは原作を知っていたのですが,この作品は知らなかったので,その違いかもしれませんが,話が飛んでいるというか,説明不足に感じた部分がいくつかあって,ゲームで長編の原作ものを2クールに収めると,こういう風になるのか?という気はした。ストーリは王道のファンタジーで,うたわれるもの程の意外性もなかったので,説明不足でもわかりにくいところはなかったかな。
興味深かったのはキャラ配置。アロウンは主役じゃなくて,話の柱となってるだけ。むしろアルサルとリアンノン兄妹の方が主役っぽいのだけど,別にこの二人がくっついているわけでもないし,リアンノンはアロウンの嫁だけど,他の嫁達のまとめ役でもあって,なんか不思議なポジションだったなぁ。アルサルは女っ毛が全然ないし,むしろアロウンとの漢同士の熱いところ…とかそういう感じだった。たくさんいるヒロイン達がアロウン中心になるのかと思ったら,モルガンとオクタヴィア,スィールとラスティ,リムリスとエルミンという風に女性同士でカップリングされてるのは興味深いなと思いました。上記の通りエポナだけタリエシンだけど。特にオクタヴィアとモルガンのドラマは序盤のリディアの話もあって,もっとも熱かったなぁ。モルガンいい男だし(笑)。この二人が人間ドラマ的には実質的な主役だったのでは?という感じすらします。
いずれにせよ,2クールのボリュームを使って,しっかり楽しめました。ありがとうございます。