たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

アニメギガ 梶浦由記

普段見て無いアニメギガ梶浦由記だったと聞いて,あわてて再放送を録画してみた。
梶浦由記の音楽は凄く好きだけど,彼女のことはほとんど知らない,TVCM以外で動いているのをみたこと無いわたしとしては,入門編として解りやすい内容でよかった。
特に彼女の音楽的ベースが父親から影響を受けたオペラだったというのは,実際に作る音楽からしてとても納得しました。また歌詞に意味の無い言葉を当てるのも,内容とあわない詩をつけたくないというのと,好きな音(サウンド)をつけられるからというのも非常に納得。
ジャズでもパット・メセニースキャットでも歌詞でもない「声」を主旋律に用いるという改革を成し遂げたけど,それを連想しました。楽器と異なり「声」というのは楽器とかをやって無い人でも非常にメロディを追いやすくキャッチーになるというメリットがあります。梶浦由記が自分はメロディメーカだと言っていたしメロディを柱に曲を作るというあたりからも,そういうところに至ったんだろうなと思いました。
わたしは梶浦由記の凄いところって,アニメの全音楽を作曲編曲するほどの音楽家なのに作詞までしているってこともあるんですが,作詞をしつつサウンドまで気にしてるとか凄いなぁとか。
わたしが梶浦由記を意識したのはMADLAXからだったので真下監督のインタビューが出てきたのもうれしかったし,真下アニメと梶浦由記って本当にいい関係だったんだなと思いました。
ところでNHKなのでヒストリアについての言及が少しはでるのか?と思ったけどまったくなかったなぁ。個人的には今後の梶浦由記がアニメ以外に進出するのかどうか?っていうのが気になっているんだけど,今回の本人の言葉からはアニメへの愛が非常に感じられたので,アニメ音楽をやめるっていうのは心配しないでもいいんだろうか?と少し思いました。