たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ブレイクブレイド 12話 (最終回)

ボルキュス隊がクリシュナに押し寄せてきたので,ライガットが単機で迎え撃つ。シギュンがくれた新しい武器もあり,ボルキュスを倒すことが出来た…という話。
ボルキュスが強敵てあり,ライガットがなりふり構わず戦い,最後にデルフィングの力で勝利した…という形はなんとなくわかったものの,デルフィングがどう特別なのかが最後までいまひとつわからなかった。あの新しい武器もどう特別なのか?。最初は機動力やパワーが他のゴーレムより優れているのか?と思ったが,ボルキュスに対しては,それをもってしてもボルキュス有利の様に思えていたので尚更だった。結局最後は,ボルキュスのゴーレムの耐久性の問題で勝った気もするが,ボルキュス自体が,なぜそういうところに無頓着だったのかも良くわからない。
連載が続いている原作ということでとりあえずボルキュスに勝って勝利という節目をつけたいのだというのは良くわかった。
全体を通して。
重量感のあるロボット戦をリアルに描いたという意味で,良かった。宇宙ではなく砂漠や岩だらけの荒野を舞台にロボット戦をやるというのは往年のダグラムガリアンを思い出させた。一方で,登場人物が次々の使い捨ての様に死んでいくという描写も,戦争のリアリティという意味では,良かったのだけど,一方で余りにあっさりしていて,登場人物の心情がまったくわからないのは,どうかと思う。ナルヴィ以外のゴーレム乗りのほとんどが,死を恐れないというよりも,生延びる気が無いという風に見え,特にジルグとボルキュスはゴーレムを捨てて自分だけ脱出するチャンスとかあったのにそれをしなかったようにすら見える。そういう設定なのかもしれないが,鈍感というより,どこか戦いに狂った狂人の様にすら見えた。
冒頭で重要人物であったはずのゼスが中盤からまったく活躍せず,今後,重要な活躍をすべく仕組まれたクレオが,そのままで終わったのは残念。元々は劇場版ってことは,これからも淡々と作品をリリースしていくって事なら,まぁそれもわかるので,また続編を楽しみに待っております。
お疲れ様でした。