ジェイソン(ヤモリ)に拷問される金木にリゼが語りかける。それは幻なのか?。金木は女手一つで育ててくれた母親を思い出す。ヤモリは金木が加納という医者に作られた喰種だという。リゼは人を傷つけるなと教えてくれた母親は単に弱かっただけなのでは?と問う。そして目の前で人が殺されたのを黙ってみるしかない。そしてリゼの問いかけに金木はリゼを超えるといい,ヤモリを喰らう。…で終わり?
「この世界が間違ってる」キタ。そしてスーパーサイヤ人化で一件落着。
で?。アンティークの反撃も描かれず,アオギリがどうなったかも描かれず,ヤモリと金木とリゼだけの世界だった。金木が最強の喰種として目覚めた…というオチなのかもしれないけど,これまで描かれてきたほかのキャラの顛末がまるで描かれないのは中途半端。となると第二期があるのか?と期待するのだけど,いまだに告知がないのが不思議。もっとも今週雑誌連載の原作も終わってしまったらしく,例えば3ヵ月後に2期をやってもプロモーション的には美味しくない様な気がするので,本当にこれで終わりなんだろうか?。
かなり引っかかる最終回だった。
全体の感想を書くと,とにかく拷問やグロい描写が多くて見るのがしんどかった。話は喰種と人間という相容れない二種の間で苦悩する金木や,最初食われる一方と思われた人間が案外残酷に喰種を狩っている姿を描いたりして世界観には深みはあったしエキセントリックなキャラも多くてよかった。それだけにもう少しソフトに観れるようにして欲しかったなぁというのが印象。それと最終回のひたすら鬱展開とまるでバットエンドのような突然の終わりには面食らった。
ふと思ったのだけど喰種という設定がグロにしかなりえないのかな?とも思ったが,よく考えてみるとこれって吸血鬼の話とも似てるんだよなぁ…。うーむ。