羽鳥と戦って空腹で倒れた紗名は蔵六の家で目が覚める。雛霧姉妹も蔵六の家に泊まり，その夜は楽しく過ごしたものの，蔵六は羽鳥に止められていたせいで，休日も仕事に出かけ，そのことで紗名は羽鳥達を懲らしめると心に決める。一方羽鳥は家にこもってしまい，歩にももう会わないという。内藤らは羽鳥にめぼしをつけたが，心を操作されあうことが出来ない。途方にくれた歩は原宿に紗名を探しに行く。そこで紗名のわなに引っかかってしまう。
紗名や雛霧姉妹の子供らしいやり取りに，能力者とはいえほのぼの話が進んでいく。一方で羽鳥の周辺は重苦しい雰囲気が流れる。子供らしい紗名のお仕置きという発想だが，この作品の一部のつくりからすると，洒落にならない展開なるような予感もする。このほのぼのしていつつ，ひんやりとしたやばさを感じるところが，この作品の持ち味か?。
