軍のオリハルトを集めてラジーブにぶつけるというアダムスの作戦は失敗し,もう人類は地球圏を捨てるしかなくなるかのようになった。しかしイドの案により,再びラジーブに挑む。それはラジーブにアリスと母親ジェニファーの愛情を認識させ,人類の存在をしらしめることだった。かくしてエスカペイドメンバーの総力で実施。ラジーブ内部でオリハルトに転移したイドはアダムスらと会い,目的を達成する…という話。
冒頭アダムスが作戦を遂行し瞬殺で失敗したのに笑った。ちょっと展開が高速で,そしてどこか軽くて,妙な味わいになっていた。最後リックとアマンダの関係とかが,CMのノリになっていて笑った。
全体を通して,設定が複雑というか,オリハルトとかラジーブとか言葉がわかりにくくて閉口したが,勢いを止めることなく,最後まで突き進んだ。その割にはキャラが軽いのも持ち味というか,この辺アクティヴレイドとも似てる。
話を壮大に広げ畳んだので,続きは無いのだろうけど,まぁ楽しめた。エヴァートランサーである,イドやリックが今後どうなるのか?彼らは歳はとらないのか?とか気になるところはある。
村田蓮爾のキャラデザを3DCGに当てはめて動かすという試みは興味深かった。こちらの感覚なのでデザイン的なコナレなのか,まだ違和感があるのだけど,昨今の3DCGの広がりから,これも一つの試みなんでしょう。