南の島のアビスには直径が数キロ以上,深さが不明なほど深い大穴がある。そこには埋蔵品があることで,世界中から採掘者が集まってきて,町が出来ている。孤児のリコらはある日穴にもぐっていたが,動物に襲われ絶対絶命の時に誰かに助けられる。しかしそれは人間の形をしたロボットだった。孤児院に,見つからないように連れて行ったリコらは,電気ショックでそのロボットを目覚めさせるが,彼は自分ことをまるで覚えてなかった…って話。
美術がすばらしい。最初等身が小さい作画なのか?と思ったら本当に子供だった。子供のガリンペイロ?か?,もしかしたら子供を奴隷に様に扱ってる採掘者なのか?と思ったら,どうやらリコの親も採掘者で死んだか行方不明になっていて,それで孤児院にいる様子。本人は親のようになりたいと思ってるようだけど。まぁでも,あまり人道的な設定じゃないよなぁ。
ロボットのレグに記憶がないのは,もともとだったのか,それともリコの電気ショックによるものなのか?…。ロボットが自分がロボットであることを忘れているというより,人間的な感覚が備わってることの方が不思議だよなぁ…。
世界観や美術だけでも,すごいクオリティで興味を持った。大人の介入を描くと,どうも奴隷みたいに見えるので,あまりそっちのほうは明確に描かないほうがいいかもしれない。