たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

火の鳥 3話

「黎明編」3回目。原作読んでいるので,原作を忠実にトレースしているという印象です。でもやっぱりNHKがこの内容を放映するっていうのは結構刺激的です。これって現天皇家の出目を語っていることになりますからね。特に卑弥呼の弟をスサノオとしたのは記紀には書かれてないことですし。結構そう言う部分で「すげー」とか思ったりしてます。天孫降臨神話を子供の頃から昔話的に聞かされていた九州出身者としては,この辺の解釈は結構刺激的です。

そういう意味ではこのアニメ,すばらしいんですが,番組のあとのドキュメンタリー形式の簡単な番組…。火の鳥の世界を解説してるんですが,今日は手塚治虫の話で手塚治虫が「命の尊さ」を一貫して語っている…って言ってますが,わたしはそう思いません。

手塚治虫火の鳥で「命の尊さ」なんか語ってないと思います。わたしは少なくとも火の鳥では「無常」を語っているのであって,無常は命の尊さとは直交していると思ってます。このアニメ,結構いい感じに仕上がっていると思っていたんだけどNHK自体は,メッセージを受け止めていないのかなぁ…。まぁTVで無常をメッセージにするのは難しいかと思いますが…。