やってみました。ちなみに,前知識無しです。大槍葦人の絵は見たことありましたが,ゲームをやったのは初めてですし,FFDの話とかも,買うちょっと前にしりました。とはいえ,大槍氏の絵は,Webとかパッケージをみただけで綺麗だとは思います。
さて,感想。楽しかったです。2倍速でやっていたんですが,4時間かからなかったんじゃないかなぁ…。お値段的に,もうちょっと長くかかるような感じの方が嬉しかったかも知れませんが,でも絵の枚数とかを考えると,十分元はとれていると思います。
ざっとやってみて,ゲームをやってるというよりもマンガを読んでいるという感触の方が強いです。一応選択肢で分岐しますが,割と素直というか,攻略サイトとかをみなくても,あっさりと三人のヒロインのとの結末を向かえました。
でFFDで思ったのは,マンガ的ではありますが,つまりは登場人物のセリフだけで話が進んでいくって事ですね。ちょっと新鮮でした。よくよく考えると,ビジュアルノベルとかは大抵主人公の視点でモノローグが入ってます。先日のリアライズは主人公の視点ではありませんでしたが,状況を説明する文章がたくさん入ってます。でもFFDは…というか通常のマンガがそうですが,セリフ以外の文章はHシーン以外ありませんでした。ということはつまりはそれ以外は音とか,絵で見せるしかないわけで,それだけ絵や演出が重要だと言えます。実際綺麗な止め絵ですが,十分な数の絵があったと思います。まぁ話的にそんなに複雑な話じゃないから…というのもありますが,わかりにくいところはありませんでした。
FFDは止め絵を漫画的な演出で見せる感じですが,それとは別にFateをやったときも,止め絵に効果をするだけで,これだけ動きを感じさせることができるのか?と感心したものです。アニメだとどうしてもセル画的になりますし,こちらのように止め絵に効果の方が,貼るかに品質の高い視覚効果が得られます。どちらも,ゲームの視覚効果の新しい試みとして,印象に残りました。
話的にはシャルの話が一番しっくり来る…というのは,どうしても前半はシャル中心の話になっていて,ユニやスウファの話は,後半から発生するという感じだからです。ただ,わたしは幼女体型は…ちょっと…って感じなのでHシーンはシャルのはちょっとなぁ…という感じでした(^^;)…。喧嘩しているシーンは楽しいんですが…。
ユニの話は,ちょっと取って付けたって感じはあったけど,こういう不思議系の娘って好きなので,キャラ的には好きです。スウファの話は恋愛としては定番で,まぁいい感じではあったんですが,ただスウファの話に分岐して他の二人が全然絡まなくなって,4人でコンクールに出るという意味合いが弱くなったのは残念です。
話としてはシャルの話がしっくり来ると書きましたが,わたしは自分が音楽(Jazz)をやるし,プロの知り合いもいるので,ちょっと音楽の世界でああいう事がやられている…という描き方には抵抗を感じました。まぁフィクションだといえばいいんですが,自分が近くにいると割りきられなくて…。
最後の最後の話はグッと来ました。本当は音楽とかにもちょっとケチをつけようかと思いましたが,グッと来たので気にならなくなりました。
買ってきてたった一日で終わったのは残念でしたが(^^;),でも結構よかったと思います。