観てきました。結論からいうと良かったです。おもしろかった…というにはちょっと重いというか救われない内容ですが。
事前にいくつかのレビューを観ていて，あまり期待してなかったからかもしれませんが，期待ハズレってことはありませんでした。メッセージ性がウザイっていうのも聞いてましたが，まぁあのメッセージ性はあれでありなのでは?，たしかに中盤語りだけで回すシーンが長すぎる感じはしますけど…。というか戦争の負の部分をまじまじと見せ付けられるのが，今，侵略戦争に荷担している日本人としては，チクチクして気持ち悪いだけでは?とか思っちゃいました。20年くらい前だと，こういう理想をすなおに「イイ」と言えたんじゃないですかね…。まぁでもわたしは理想は理想として知っておくのもいいかと思ってます。
実は観る前に思っていたのは，この映画，アニメファン向けなのか，一般向なのか?ってことです。わたしはアニメファンなので，楽しめた部分もあるのかも知れません。特にアクションシーンはアニメ的なコンテが結構あって，楽しめました。普通の感覚でみるとあり得ない…のですが。ロボットのモブシーンは良かったです。というか全体的に映像はすばらしい。アニメじゃここまで予算取れないでしょうから，結構いいものを見たという感じです。
お話は，とりあえずまだくわしくは書きませんが，最初は複数の戦争がごっちゃになっていて結構泥沼状態でした。本当はそのままやって欲しかったのですが，最後に本当に悪い人がいたのはちょっと残念でした。あと終わり方も，アレでは我々が何を見習えばいいのか良くわかりません。伝えたいことはわかりましたが。
お芝居は主役の二人以外はそれぞれ個性があって良かったです。ヒーローとヒロインは，なんか一番薄っぺらに見えたんですが，まぁしょうがないかなぁ…。
新造人間とかロボットの位置づけが，原作とかなり違ってますが，今の時代だと，こっちの方がありでしょう。でも意味不明というか，無理があるところもたくさんあるのですが，それはそれで漫画的な表現として肯定的に捕らえました。
あんまり書くとネタばれになるので，またしばらくたってストーリとかの話は書きます。
