最終回かどうか良く分からない最終回が流行りなのか?…。
桐青との試合の翌日,学校を休んでいる三橋のところに,阿部や田島,花井(もうひとりは誰だっけ?)が遊びに行きカレーを食べる話。
まぁそれだけといえばそれだけ。というよりも三橋が阿部君に嫌われているかも知れないとか,三星のかってのライバルと心のつながりがあるとか…そういう人間関係を描く方がメインというか…。キョドリまくる三橋も相変わらずでおもしろかったけど,その三橋とスムーズにコミュニケーション取れる田島もすごい。天才同士だからか?。
熱い試合のあとのマッタリとした時間を過ごして,次の試合の話も全然なく,モモカンもでてこなかったのが意外といえば,意外。まるでベクトルも感じされず,これで終わるつもりなのか第二期に繋がるのかも不明なんですが,まぁ未定って事だろうし,もうない…というほど不人気でもないから,原作の進み具合いに合わせてまたいつかするって事なのかなぁ…。
全体を通してかくと,原作を読んでるため,試合結果とかの意外性はないのですが,それだけに,それでも十分に熱く見せる作りになっていたのには,本当にスタッフの力を感じました。原作は作画がすごい系の漫画ではないのですが,アニメにすることで,試合の動きをまるで実写のように再現しており,アニメにすることにより原作が昇華するというのを見せ付けられた気がします。もちろん原作の持ち味である,登場人物の細い心理描写も十分に表現されていておもしろかったです。本当にすばらしい原作をアニメスタッフが違った方向に補強して全体としてすばらしい作品になったという,「アニメ化することによる幸福」を味わえる作品になりました。そういう作品を観られたことは,視聴者にとっても幸福だったでしょう。原作の進み具合いからして,すぐに第二期というわけにはいかないでしょうが,是非同じスタッフで続きをやって欲しいものだと思います。
お疲れ様でした。ありがとうございます。