たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

一週間フレンズ。 12話 (最終回)

香織が記憶を失うようになった経緯を知った祐樹は,香織と接することにビビッてしまい,その様子をみた香織も戸惑いを覚える。冬休みに会う約束をしなかった二人は何をするも無く過ごしていたが,大晦日にうろついていたら偶然あい,二人で散歩を。祐樹と友達でいたいと泣く香織に,香織を傷つけていたことに気づく祐樹。休みがあけ,二人はまた友達になる…って最終回。沙希も将吾に気持ちを打ち明ける。
なにげに女性のほうから告白するような感じがだなぁ。原作は女性なのかしら?
これまでと違い香織の祐樹を求める態度が,単なる友人というより恋の様に感じられたのは意図的な描写の変更なんでしょうか?。これまで香織を異性としてあこがれているような祐樹にたいして,香織はよくしてくれる友人として祐樹を捕らえてるような雰囲気があったけど,ここでむしろ立場が逆転したような感じが印象深かった。最後の台詞はこの作品のテーマである「お友達になってください」ではあったのだけど,「付き合ってください」というのではないかとドキドキした(笑)。
全体と通して。少女マンガのような淡いタッチがアニメの世界でうまく描かれており,はかなげな香織,男だけど気弱で優しい祐樹と,全体的にマッチョさがまるで無い,ナイーブな世界観は,初々しい感じで心地よいものでした。しかしこれ高校生なんですよね?。まるで中学生のようだけど。
全体的に丁寧に描かれていて好感が持てる作品でした。でも,これ原作はまだ続いているんですよね?。なんとなく香織の記憶障害の鍵が示されたけど,結局回復も無いのが少し消化不良な感じはした。祐樹は当初はいい人なのに,少し自分勝手で幼い感じで,子供が自分の宝物を扱うように香織を扱ってる気がして,不安があったが,最後の一を仲間に入れ,かつ香織にことで悩んだことで,子供っぽさは脱し,本当のいい人(笑)になった気がする。一方の香織も,当初は,単に自分に近づいてくれる祐樹に合わせてるだけのような気もしたのだけど,最後に自ら祐樹をしっかり求める姿を見せるなど,二人の主人公は「健全」なまま,しっかり成長を感じさる繊細な描写は良かった。霧子と将馬には見習って欲しいところ(笑)。
それより沙希の方が心配なんですけど。このままだと将吾に甘えるだけの関係になっちゃうよ。
初々しい気持ちにさせられる心地よい作品でした。これがダイミダラーと同じ夜に放送されていたのは,興味深いです(笑)。