たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

甲鉄城のカバネリ 12話 (最終回)

パワーアップした生駒が美馬を倒し無名も助ける話。
美馬を倒し無名を助ける展開は予想通りだったけど、生駒が死ななかったのはちょっと意外だった。まぁゾンビも全然片付いてないし、パワーアップしても正気を保ってる生駒とかいないと、残された人類の未来に希望なんて持てないから当然なのかもしれない。
それにしても、結局美馬は何がしたかったのかよくわからなかった。父親である将軍に追われたことを恨んで殺そうとしたことはわかるけど、そのあとに首都をぼろぼろしにしてゾンビはどうするつもりだったんだろうか。どこかに逃げるあてがあったのか。それとも自分ならゾンビを一掃できると思っていたのか。そもそもカバネリである生駒にも自信たっぷりに襲ってきたが、美馬自身は特殊能力を持っていたのか?…いまひとつ分からなかった。
そういうわけで、お米がおなかいっぱい食べられる世界を目指すというところで終ったけど、もともとの障壁は美馬というよりゾンビなわけで、何かめどがついたの?、結局逃げてるだけじゃん…というおちだった気がする。生駒が助かったこと一応美馬の部下も仲間になったってことで、一応戦力的には増、あと生駒の空気銃である程度ゾンビを駆逐できるようになったとは言えるのだけど。というわけで彼らの闘いは続く…。
全体を通しては、やっぱり作画スゲー、に尽きるだろう。美樹本晴彦のイラストがそのまま動いているような作画は素晴らしかった。話はそこまでひねりはなく普通。まぁでもつまらない…というわけでもない。美馬にまるで肩入れできず、本当の悪役だったのは話に深みがないところだけど、まぁ絵が濃いから話自体は薄くしようという狙いだったのかもしれない。でも主人公が暑苦しくて…。ヒロインか準ヒロインになるかと思われた菖蒲もまるで生駒に絡んでこなかったのも肩透かしだった。まぁその分生駒は無名一筋だったわけで、それはそれで好感が持てるといえばそうだけど、きれいな女性キャラが多い割に、あまり見せ場はなかったな。
作画という点ではいいものを見せてもらった。ゾンビものが私は苦手なので、最後まで見れたということ自体、他の部分が良かったということでしょう。お疲れ様でした。