たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

GODZILLA 怪獣惑星

年末時間があったので,映画でも見ようと,やってる映画を探したらあったので行った。シン・ゴジラも面白かったし虚淵玄が書くゴジラというのにも興味はあった。でもそれくらいで詳しい情報はもっておらず,次作に続いていることを映画館に着いてで気づいた。
人類が一旦ゴジラに敗北して,地球を捨てている…という設定は新鮮で面白かった。まぁSFではありそうな話なんだけど,ゴジラではこういう話は無いよね。基本的に自分たちの町にゴジラがやってくる…という話が多いので。今回はその部分は前史として描かれ,ゴジラから地球を奪還するというところが主体。人類がいきなり宇宙に逃げれるわけが無い…,ところは異星人がやってきて手助けしたという風にしている。いろいろ特殊な状況なので,冒頭にそれを把握させるための話があるが,さほど説明くさくなく描かれていた。
どの作品もゴジラは圧倒的に強くて驚異的なのだけど,この作品のゴジラも,これまでに無いくらい無敵。地球を捨てて良いくらい,核をぶち込んでも無傷なんだから,それは生き物なのか?という気もするが,シールドを持っているという設定にして,それを破ることで倒せるという話にしたのはうまいなぁと思った。まぁシン・ゴジラは血液の凝固剤,オリジナルはオキシジン・デストロイヤーという風に,ゴジラは物理攻撃じゃなくて,トリッキーなやり方で倒すというのが定番ですね。
虚淵作だからかとにかくずっと辛い状況が描かれていて,みていてしんどかった。続きがあるって事は,本作ではやられっぱなしで終わるのか?と心配したが,とりあえず,カタルシスが一時的に得られるつくりになっていて安心した。でも,数千人しか残されてない人類が,ばたばた死ぬし,機械も壊されるし,地球は人類が空気をすえないような大気になってるそうで,仮にゴジラを倒しても,人類に未来はあるんだろうか?と心配になってくる。まぁ絶望感こそがゴジラシリーズなんだろうけど。
さて,半年もしないうちに続編があるそうだけど,見に行けるかな?。みたいとは思うけど,最近の映画ってすぐに公開が終わるし。
ゴジラがアニメであることは,ゴジラに関してはCGで質感は良かったし,全体的にCGが多くて人間以外は実写でやっても今は同じような感じなんでは?。むしろ日本だと実写のCGでは,このレベルを作れない(アメリカだったらやるだろうけど)だろうから,アニメCGでやったのはいい判断だったと思う。なんか今後,CG主体になると,アニメと実写の線って曖昧になるんじゃないかなぁ。