たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

グランベルム 13話 (最終回)

水晶との決戦になる新月。結局水晶を追い詰める。魔法を消すと自らの存在も消えると新月に水晶はいうが,新月は水晶を倒し,魔術師になりそのまま魔法を消す。かくして現実の世界に新月は戻ったが,周りの誰にも認識されず一人学校に行くが,そこに転校生がやってくるというエンディング。
戦いは盛り上がったけど,話的には一本道であまり起伏はなかった。新月っていろんな人に「私には勝てない」というのね。
魔法がなくなって状況が改変された。寧々は歳相応の若者になっていたが,希望とは知り合いなのね。四翠は普通の社会人?になっていた。クレアとロサは姉妹のままのようだった。久音とアンナは復活しないのね。まぁ戦いで死んだ人は消えてしまうというのはそのままなので仕方ないが虚しいなぁ。
新月は元の世界で他の人に認識されてない様にも見えたけどどうなんだろう?。でもコンビニでとんかつ饅は買えていたし,クラスにも席があったから,誰にも見えないというわけでもないんだろう。本当に認識されなくなったら桜島麻衣みたいになるはずだよね。満月がクラスにいてお弁当をみんなに配っても影が薄くて友達ができなかった様な,そんな感じになってるんだろうか?。
最後にやってきた転校生は満月ぽいと視聴者に思わせても終わり。本当にそうかは示されてない。まぁそれでいいかな。
全体を通して
可愛いキャラデザでロボットも頭身がひくい可愛いデザイン。でも殺し合いのバトルロワイヤルという残酷なストーリ。戦い自体が聖杯戦争の様な胡散臭いもので,新月が勝っても望みが叶うんだろうか?とも思ったが,代償はあったものの一応叶ったというのは良かったんだろう。
キャラデザが可愛いこともあり日常パートが妙にほのぼのしていたことが,話の切なさを増強させていて,作品の質を上げていたと思う。
話が始まった時は満月が主役で新月は満月を舞台にあげるための道具かと思ったが,最終回前に満月は消え去り,新月の話として話が終わったのは斬新だった。傀儡が主人公というのも珍しいし,実質主役が最終回で交代してるのだよねぇ。
それにしても満月はかわいそうなキャラだったなぁ。最初から友達もいない影の薄さで,料理をしても「普通」と言われ続けるし,最後の方は認識もされなくなる。アニメのヒロインとしてはこれまでにないくらいかわいそうなキャラだった気がする。それゆえに新月よりも印象の深いキャラになってるのだけど。というか意外に新月のキャラが薄いのですよね。アンナとの幼少の頃の話はあったけど,それ以外の生い立ちも不明だし,彼女がなぜマギアコナトスに魅入られてるのかもわからなかった。
ということで,いろいろ思ったけど,新しい要素があり面白かったと思います。