ヘルクがヴァミリオに語る昔話。ヘルクにはクレスという弟がいた。村が魔物に襲われ,二人きりになった二人は王都に行くが,そこでは貧民街の生活で,常に虐げられていた。体が小さく弱い弟を守るヘルクだが,ある日,クレスが病気になり死にそうになる。病院を訪ねるが断られていたところ,シャルアミという貴族の娘とその父親が助けてくれる。隠して成長したクレスは戦士として頭角を表し周りに賞賛されるようになるがヘルクは力仕事地道にやっていたって話。
クレスはこれまで出てきていたような気がするが忘れた。両親を殺した魔物はヘルクたちにとって憎むべきものかもしれないが,人間も彼らに優しかったのは一部であるから,その優しい人たちが酷い目にあったのであれば,ヘルクが人間に失望するのもわかる。さてクレスはどうなったのか?